「今日はちょっぴり元気がいい地震です。」
奥能登、珠洲に暮らす母からです。
自分が大変な時でもポジティブな返事だけが返ってくる、自慢の母です。
地震後、自分がどう動くべきかがわからずSNSの投稿を控えておりましたが、わたしが生まれ育ちそして今も両親が暮らす珠洲市では地震後、道が寸断され長い間、救助隊や支援物資やメディアが入れない状況が続いていました。
珠洲市全体が大きな打撃を受けており、水、電気、電波がないことからあまり珠洲市の状況も伝わっていないのではないかと思います。
被災地域が広域に及ぶことから、皆さんが困難な状況の中、珠洲市に限定した発信をしてもいいものかも、ずいぶん悩みました。
でも、現地の人たちは電気や電波がなく、伝えたくても伝えられない状況にある方も多いと思い、こちらに投稿させていただこうと思いました。
今、自分自身も何か出来ているかというと、何も出来ておらず、必要な情報を現地の家族を通じて避難所の皆さんに届ける。ということしかできていないのが現状です。
なのでこの場で何かをしてください。と、お願いするつもりはありません。
珠洲市の状況は報道されているよりはるかに大変な状況です。すぐ出来ることはないかも知れませんが出来るだけ長く、珠洲に心を寄せていただけたら嬉しいなと思っています。
金沢の工房では本日から製造をスタートさせていただきました。
たくさんの方に、ママさんたちの手作りドーナツが届きますように。
今年もひとつひとつ大切にお届けさせていただきます。
最後に、たくさんの被災地の中で、珠洲市だけを贔屓にして頂きたくてこの投稿をしているわけではありません。
ただ、情報に溢れる世の中で、うわさがひとり歩きしてしまうことも残念ながら少なからずあります。
一方で、現地の正確な情報を発信できるすべがある人は今少ないように感じます。なので、自分で、自分の母や現地の友人から直接聞いたことだけを正確にお伝えしたいと思うのです。だから、珠洲市の情報に偏った投稿であることをお許しください。
今、珠洲市で救助活動などに尽力してくださっている皆さま本当にありがとうございます。